こっそりメディア論

メディア、広告業界について、「ビジネス」「キャリア」「アカデミック」の3つの視点から考えます

編集者に向いている人と、その適性とは?

編集者に向いている、適性がある人はどんな人物なのか、今回は考えます。編集者というと「文章を書くのが上手だったり、好きだったりする人、こんなイメージがあるのではないでしょうか?

一応現役編集者の僕からすると、もちろん最低限の文章力、コピーライティング力などは必要ですが、必ずしも得意である必要はありません。メディアのコンテンツを作るとき、多くの場合はライターに頼んで記事を書いてもらうケースがほとんど。必ずしも自分で文章を書く必要はありません。では、一体どういった要素を持った人が、編集者に向いている、適性がある、といえるのでしょうか。

 

好奇心が旺盛

編集者をやっていると、さまざまなリサーチをしたり、色んな人に合ってインタビュー取材をしたりする機会があります。そのとき、インタビュイーの人に興味がなかったり、そもそもそのトピック自体に関心を持つことができなかったら、ただの苦痛でしかありませんよね。普段から色んなことに興味を持てる、ちょっと野次馬なくらいの人の方が、編集者には向いています。

聞き上手

前述した内容と少し重複しますが、好奇心旺盛な人は相手の話を聞いたり、面白い話題を引き出したりするのが得意なケースが多い。こうした聞き上手な人は、インタビューのとき、相手に気持ち良く話してもらうことができます。

相手にリラックスしてもらうことは、インタビュー取材の際には非常に重要です。なぜなら、緊張していないときこそ、日々感じている本音など、記事のネタを引き出しやすいから。このように、相手がリラックスするように現場の雰囲気を良くしたり、気分を和ませつつ話をしてもらう、そんな風に話が聞くことができる人は編集者に向いているといえるでしょう。

フットワークが軽い

次に挙げられるのが、フットワークの軽さです。編集者は、面白そうなネタがあれば、取材のためにどこにでもすぐに飛んでいかなければなりません。記事にできるかどうかはわからないけど、とりあえず情報を集めにいかなければなりません。(ニュース系のメディアなどは特に)フットワーク軽く、面白いネタにありつける、そんな人が編集者に向いているといえるでしょう。

 

イデア力がある

4つ目に挙げられるのが、「アイデア力」です。ただ、これは決して「新しいもの」を創造する力である必要はない、と僕は思っています。どちらかというと編集者はすでにあるものを分解して組み合わせたり、そういうアイデア力が求められます。「今あるものをいかに面白く見せるか」こういうことに面白みを覚えられる人は編集者に向いているといえそうです。 

スケジュール管理が得意

最後に、これはどんな職種でも共通する部分ではあると思うのですが、スケジュール管理ができる人です。というのも、前述した通り編集者は非常に多くの人を巻き込みながら仕事をしなければなりません。

そのため、全体を俯瞰して、しっかり物事が進行しているかを管理できる能力が求められるのです。ディレクション能力ともいえそうですが。(個人的に僕はこれがあまり得意じゃないので課題に感じている部分ではあるのですが、、笑)

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。編集者に向いている、適性がある人はどういう人物像なのか、ここまで書いてきました。まず、一口に編集者といっても、雑誌やWebまでその種類はさまざまですし、やってる仕事はそれぞれで大きく異なります。ここで書かれているのは、ニュース系のメディア編集者を想定にしたもなので、すべての編集者に当てはまるわけではない、という部分は理解しておいてください。

ただ、聞き上手だったり、好奇心旺盛といった要素は、どんな編集者でも共通に求められる要素だろうと思ってます。これから編集者になろうとしている人は、前述したような部分を意識的に改善、身につけてみると良いでしょう。 

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