こっそりメディア論

メディア、広告業界について、「ビジネス」「キャリア」「アカデミック」の3つの視点から考えます

現役編集者が考える「編集者のやりがい」5つ

「好きな人に話が聞けて、世の中に自分の情報を発信できて、、、」などなど、編集者志望の方の中には、こんなふうに考えている方も少なくないのでは?今回は、(一応)現役編集者の筆者が、編集者のやりがいとは何か、個人的に感じていることを書いていきます。

 

編集者のやりがい①:会いたい人に会える

編集のやりがいひとつ目は、会いたい人に会える可能性がある、という点です。もちろん誰から構わず、という訳ではありませんが、企画の趣旨に反っていさえすれば、提案の仕方次第で自分が話を聞きたい人に会えることもあります。

特に、ファッション雑誌の編集者の方は、芸能人やモデルと仕事をしたりすることもあるようです。

 

編集者のやりがい②:世の中に広く影響をもたらすことができる

これも、編集者として感じることができる、大きなやりがいのひとつなのでは。ファッションやカルチャーの中心が雑誌やテレビだった時代はもちろん、今もWebで記事がバズった瞬間などは、世の中に広く情報を発信している、実感を得ることができます。

編集者のやりがい③:自分の仕事が形となって残る

編集者のやりがい3つ目は、自分の仕事がしっかり形として残ることです。出版社の編集者であれば雑誌や書籍。Webであれば(実物として形は残りませんが)しっかりネット上にコンテンツが残ります。僕は、今だにうまく編集できた記事があると、たまに一人で眺めてニヤニヤしてたりします。努力の成果が目に見える形で残る点には、やはりやりがいを感じますね。

編集者のやりがい④:人の感情を動かすことができる

4つ目のやりがいは、人の感情を動かすことができる、ことです。いまはWebがありますから、読者からの反響をすぐに把握することも可能です。不特定多数の読者の価値観や考え方に、良くも悪くも変化を与えることができるのは、編集者のやりがいのひとつです。

 

編集者のやりがい⑤:知識の新陳代謝が高まる

これはひとつ目に挙げたやりがいに近いのですが、さまざまな人に会っていると、自分のなかの価値観や考え方が常にリフレッシュされていく感じがするんですね。これはとても快感で、幻冬社の名物編集者、箕輪さんがいうように「才能カクテル飲み放題」という感じ。この記事読んだ時、「あー!めちゃくちゃわかる!」って感動したのを覚えています。さすが箕輪さん。

▼参照ページ

https://minohen.com/n/n7515dd58da7d

まとめ

ここまで、編集者のやりがいを、主に5つ僕の個人的な経験に基づいて、紹介してきました。いかがでしたでしょうか。どんな仕事にもやりがいってあると思うのですが、編集者の最大の特徴って、「読者」っていう不特定多数の赤の他人に向き合わなければならないことだと思うんです。

これはとても想像力がなければできないことなんですが、同時にうまくいった時にはとてもとてもやりがいを感じることができます。編集者を目指しているみなさんにも、その感覚を是非味わってほしいなと思います。