こっそりメディア論

メディア、広告業界について、「ビジネス」「キャリア」「アカデミック」の3つの視点から考えます

編集者になるのに、資格や試験は必要か?

編集者というと、華やかな仕事内容を連想する方は少なくないでしょう。取材のために海外を飛び回ったり、デザイナーとカメラマンと打ち合わせ、、、などこれだけ聞くととてもおしゃれで華やかな職種に思われる編集者。そんな編集者ですが、なるために何らかの資格は必要なのでしょうか?

 

編集者に資格は必要ない

結論からいうと、編集者になるために特別な資格は必要ありません。しかし、明確な資格が存在しない分、好奇心や行動力、そして企画を作るセンスが必要になります。

資格よりも経験・実績が重視される

 

編集者になるには、資格よりも、経験や実績、そしてモチベーションの高さが求められます。経験や実績を身につけるには、まず出版社か編集プロダクションに入るのが良いでしょう。資格を取るための勉強をするより、まずは行動することが大切なのです。

ただ大手出版社は、非常に人気が高いことから非常に狭き門になります。そのため、前述した編集プロダクションも含め、アルバイトとして業界に入り、キャリアをスタートする人も少なくありません。

僕の周りにも、編集プロダクションで2〜3年経験を積み、その経験を生かし大手出版社に転職した人間は何名かいます。あるいは、そのまま独立してフリーの編集者として活躍するという選択肢もあります。

Web編集者も資格は必要ない

では、Web編集者の場合はどうでしょう?もちろん、紙メディア同様特に資格が必要、という訳ではありません。また、大手出版社に比べると、Webメディアの編集者は人気はそこまで高くないため、入社難易度は若干低くなります。ただ、Webメディアを運営している企業はベンチャー 企業も多く、ファーストキャリアをスタートする場としては適さない、という意見もあるので注意です。(個人的にはあまり問題がないように思いますが)

編集者に資格は必要ない、重視されるのは経験と実績

 

ここまで編集者になるためには資格が必要なのかどうか、解説してきました。冒頭で述べた通り、編集者になるのに、何か資格を取得する必要はありません。資格よりも重視されるのは、経験と実績、そしてセンスといった要素です。もしあなたがいまから編集者を目指すのであれば、日頃からこうした要素を磨くよう、心がけましょう。