こっそりメディア論

メディア、広告業界について、「ビジネス」「キャリア」「アカデミック」の3つの視点から考えます

【事例付き】オウンドメディアの収益モデルまとめ

オウンドメディアはデジタルマーケティングには欠かせない存在に

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オウンドメディアは近年、企業のデジタルマーケティング施策において欠かせない存在になっています。多くの場合、オウンドメディアはオンラインではリーチできない顧客と接触するための手段として考えられています。今回は、そんなオウンドメディアの収益化モデルをご紹介します。

 

オウンドメディアの収益モデルは大きく分けて4つ

オウンドメディアの収益モデルは大きく分けて4つあります。まずひとつ目は、記事広告(スポンサードコンテンツとも言われる)。次にアドネットワーク。3つ目がECで、4つ目がアフィリエイトです。以下ではそれぞれの収益モデルを、事例を挙げながら紹介していきます。

オウンドメディアの収益モデル①:記事広告

ますひとつ目に紹介するのは記事広告です。これは、広告主が掲載先のオウンドメディアを見にくるユーザーに対して商品紹介をしたり、ブランディングのために出稿する広告の一種です。掲載期間◯◯で1記事◯◯円といった形でテーブルが組まれていることが多く、現在国内のオウンドメディアにとっては大きな収益源のひとつです。

記事広告を収益モデルとして運営されているメディアの代表的なところでいうと、「LIGブログ」が挙げられます。例えば、下記の記事は株式会社サードウェーブデジノスのraytrektab(レイトレックタブ)というタブレット端末の商品紹介を目的とした記事広告です。

liginc.co.jp

LIGの場合、面白系のコンテンツが多く、見せ方がとても上手だったりするので参考にするにはもってこいかもしれません。

オウンドメディアの収益モデル②:アドネットワーク

 次に紹介するのは、アドネットワークです。アドネットワークとは、プログラマティック広告や自動広告、もしくはディスプレイ広告といわれるもので、広告媒体のWebサイトを多数集めて「広告配信ネットワーク」を形成し、その多数のWebサイト上で広告を配信するタイプの広告配信手法です。このブログでもGoogleのアドネットワークであるGoogle Adsenceを使っています。(当ブログでも使っているため事例は割愛)

 

オウンドメディアの収益モデル③:EC

3つ目に紹介するのは、EC(Eコマース)です。メディアに通販機能を持たせて、商品をオンライン上で販売する手法がECですが、分かりやすい例でいくと、クラシコムの運営する「北欧、暮らしの道具店」は良い例です。

hokuohkurashi.com

北欧、暮らしの道具店は、運営するクラシコムのブランド認知のためのコンテンツ配信だけでなく、商品の販売も実施しています。

オウンドメディアの収益モデル④:アフィリエイト

そして4つ目はアフィリエイトです。傾向として、化粧品といったCPG(消費財)や人材系のメディアによく見られます。アフィリエイトは、申し込み一件あたり◯◯円といった風に、完全成果型で報酬が支払われ、広告主とメディア企業のあいだにASPという代理店が関わってきます。また、場合によっては広告主と直接取引きをする場合もありますが、基本的な運用面はアフィリエイトと違いはありません。

careerpark.jp

このモデルで収益を挙げているオウンドメディアとしては、PORT社が運営する「キャリアパーク」などを挙げることができます。

オウンドメディアの収益化は適切なモデルを選ぶようにしよう

いかがでしたでしょうか。ここまで、オウンドメディアの収益化モデルを4つ紹介してきました。もちろん今回紹介したものが全てではありませんが、記事広告もアドネットワークも、ECもアフィリエイトも、メディアにとっては非常に大切な収入源です。それぞれのオウンドメディアに最適な収益化でメディアを成長させることが大切です。